エイトボールをやっていると、最後の8番ボールで迷うことがあります。
「8番と手球が一緒に入ったら?」
「8番は入れるポケットを指定するの?」
「指定したポケットとは違うところに入ったら?」
「まだ自分の球が残っているのに8番が入ったら?」
特に仲間同士でビリヤードをしていると、細かなルールを知らないままプレーしていることもあると思います。
この記事では、エイトボールの勝敗を左右する8番ボールのルールについて、初心者向けに分かりやすく紹介します。
8番ボールは最後に入れる球
エイトボールでは、まず自分のグループの球をすべてポケットします。
ソリッド(1~7番)またはストライプ(9~15番)をすべて入れたあと、最後に狙うのが8番ボールです。
8番を正しくポケットすれば、そのラックの勝ちとなります。
ただし、8番はほかの的球とは少し扱いが違います。
入れるタイミングやポケットを間違えると、その時点で負けになってしまう場合があります。
8番と手球が一緒に入ったら?
自分のグループをすべて入れ終わり、最後の8番を狙ったとします。
8番はきれいにポケットへ。
「勝った!」
……と思ったら、白い手球もそのままポケットへ。
この場合は負けです。
WPAルールでは、8番をポケットしたショットでファールをすると、そのラックを失います。手球がポケットに入るスクラッチもファールなので、8番+手球が同時に入った場合はラック負けとなります。
これは普通の的球と手球が一緒に入った場合との大きな違いです。
スクラッチや二度撞きなど、ビリヤードの基本的なファールについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
8番は入れるポケットを指定するの?
はい。
WPAルールのエイトボールはコールショットでプレーし、ショットが明らかでない場合には狙う球とポケットを示します。特に8番は、最終的にコールしたポケットへ合法的に入れる必要があります。
つまり最後の8番では、
「8番をこのポケットに入れます」
と狙うポケットを明確にしてからショットする、と考えておけば分かりやすいでしょう。
そして、指定したポケットに8番が見事に入って勝ったときは、とても気持ちのいいものです。
私自身、基本的には9ボールより8ボールの方が簡単に感じるのですが、最後の8番を狙う局面になると、急に難易度が上がるような印象があります。
指定したポケットと違うところに8番が入ったら?
ここが重要です。
たとえば右下のコーナーポケットを指定したのに、8番が左下のコーナーポケットに入ってしまったとします。
「まあ、8番は入ったからいいか」
とはなりません。
WPAルールでは、8番をコールしていないポケットに入れると、そのラックを失います。
つまり、8番は単にポケットすればいいのではなく、正しいポケットに入れることまでが勝利条件ということです。
8番が指定したポケットに入らなかったら?
では、指定したポケットを狙ったものの、8番が入らずテーブル上に残った場合はどうでしょう。
8番を外しただけで即負けになるわけではありません。
ファールがなければ基本的には相手のターンになります。
「8番を外した=負け」ではなく、問題になるのは8番を誤った形でポケットしてしまった場合です。
自分の球が残っているのに8番が入ったら?
これも負けです。
たとえば自分がソリッドで、まだ3番が残っているのに、ショットの途中で8番までポケットに入ってしまった場合です。
WPAルールでは、自分のグループをすべてクリアする前に8番をポケットすると、そのラックを失います。
つまり、公式ルールでは8番は最後まで残しておく必要があります。
ただ、私が友達同士で遊ぶときは、そこまで公式ルールに厳密にはせず、8番ボールをスポットに戻してゲームを再開することもあります。
このあたりは、仲間同士で楽しむ場合のローカルルールとして、ゲームを始める前に決めておくとよいでしょう。
ブレイクで8番が入ったら?
「じゃあ最初のブレイクで8番が入ったら、いきなり負け?」
これは違います。
WPAルールでは、ブレイクショットで8番が入った場合は通常の8番のルールとは別扱いで、ブレイクがファールでなければ、ブレーカーは8番をスポットに戻して続行するか、再ラックしてブレイクし直すかを選択できます。
つまり、
「8番が入った=必ず勝ち・負け」ではありません。
いつ、どのようなショットで入ったかが重要です。
8番はエイトボール最大の注意ポイント
エイトボールでは、最後の8番まで順調に進んでいても、一つのミスでラックを落としてしまうことがあります。
特に覚えておきたいのは、
8番+手球が入る → 負け
8番を違うポケットに入れる → 負け
自分の球が残っているのに8番を入れる → 負け
8番を場外に飛ばす → 負け
という4つです。
ただし、ブレイクショットで8番が入った場合は別扱いです。
初心者同士で遊ぶ場合にはローカルルールでプレーしていることもありますので、ゲームを始める前にルールを確認しておくと安心です。
おまけ:最後に8番がない!?
これは作り話ではなく、実際に8ボールをやっていたときにあった話です。
自分の的球をすべて入れ終えて、
「さあ、最後の8番を入れよう!」
と思ったら……
8番がない!?
ということがありました。
ブレイクで入ってしまったのか、それともゲームの途中で何かの拍子に入ってしまったのか、今となっては分かりません。
しかも、それに誰も気づかないままゲームを続け、最後の最後になってようやく気づく始末。
プロの試合ではまず考えられないでしょうが、友達同士でビリヤードをしていると、こんなこともあります。
8ボールをするときは、8番がちゃんとテーブルの上にあるか、ときどき確認した方がいいかもしれません(笑)。
まとめ
エイトボールの8番は、ただ最後にポケットすればいいというものではありません。
特に、
「手球も一緒に入ったら?」
「違うポケットに入ったら?」
「途中で8番が入ったら?」
というケースは、勝敗そのものに関わります。
細かく感じるかもしれませんが、このルールを知ってからエイトボールをすると、最後の8番を狙うときの緊張感も少し変わってくると思います。

