脳動静脈奇形の手術後、後遺症は残った?13時間の開頭手術と10年後の頭痛体験

脳動静脈奇形(AVM)の開頭手術後の生活と、10年後に経験した頭痛についての体験談を紹介するアイキャッチ画像 経験談
脳動静脈奇形による脳出血と開頭手術を経験した私の、その後の生活について。

はじめに

私は以前、脳動静脈奇形(AVM)が原因で脳出血を起こし、13時間に及ぶ開頭手術を受けました。

突然の激しい頭痛から始まり、約3か月にわたる入院生活。

当時は、無事に手術が終わるのか、そして手術後に普通の生活へ戻れるのか、とても不安でした。

幸いにも、私の場合は手足の動きや言葉、記憶などに大きな後遺症は残りませんでした。

ただ、一つだけ今も残っていることがあります。

右側の頭皮の感覚が鈍いことです。

さらに、手術から10年ほど経ったころ、再び頭痛が頻繁に起こるようになりました。

脳出血を経験している私にとって、頭痛はどうしても気になる症状です。

「まさか、また脳に何か起きているのでは?」

不安になり、病院でCT検査を受けることになりました。

今回は、脳動静脈奇形の手術後に残った症状や、10年後に経験した頭痛について書いてみたいと思います。

なお、この記事は私自身の体験談です。脳動静脈奇形の治療結果や後遺症には個人差があります。

13時間の開頭手術。その後の後遺症は?

脳動静脈奇形が見つかった私は、右側の頭を開く手術を受けました。

後から聞いた話では、手術には13時間ほどかかったそうです。

脳の手術と聞いて、私が心配していたことの一つが後遺症でした。

手足が思うように動かなくなったらどうしよう。

言葉がうまく出なくなったらどうしよう。

記憶に問題が残ったらどうしよう。

手術前にはさまざまな不安がありました。

しかし幸いにも、私の場合は手足の動き、言葉、記憶などに大きな問題は残りませんでした。

日常生活に大きな支障を感じるような後遺症もなく、その後の生活を送ることができています。

ただし、すべてが手術前と同じというわけではありませんでした。

今も残る、右側の頭皮の感覚の鈍さ

私が手術を受けたのは、右側の頭です。

そして手術直後から現在まで、右側の頭皮の感覚が鈍い状態が続いています。

頭を触っても、触られている感覚がよく分かりません。

まったく何も感じないというよりも、感覚が鈍く、触られてもはっきり分からないという感じです。

確か手術の際に神経を切ったと記憶していますが、正確なことは覚えていません。

開頭手術では頭皮の知覚神経が影響を受ける場合もあるそうですが、私の場合に何が原因だったのかは断定できません。

ただ、手術直後からずっと同じ状態なので、今ではそれが当たり前になっています。

手足が動かないわけでも、言葉が出なくなるわけでもありません。

日常生活で大きな不便を感じることはありませんが、頭を触ると、今でも手術を受けたことを思い出します。

13時間の手術を受けた私にとって、現在まで残っている身体的な変化の一つです。

脳出血を経験してから、頭痛に敏感になった

手術後、私の生活で変わったことがあります。

それは、頭痛に対して以前より敏感になったことです。

脳出血を起こす前の私は、ほとんど頭痛を経験したことがありませんでした。

そのため、突然激しい頭痛が起きたときも、

「寝れば治るだろう」

「頭痛薬を飲めば大丈夫だろう」

と軽く考えていました。

ところが、実際には脳出血を起こしていました。

その経験があるため、手術後は頭が痛くなると、どうしても気になってしまいます。

普通の頭痛なのか。

それとも、脳に何か異常が起きているのか。

自分では判断できません。

そして、手術から10年ほど経ったころ、再び頭痛が頻繁に起こるようになりました。

手術から約10年後、再び頭痛が起こる

手術から10年ほど経過したころのことです。

頭痛が度々起こるようになりました。

脳出血を経験している私にとって、これは非常に不安な出来事でした。

「まさか、また脳出血を起こすのでは?」

そんなことが頭をよぎりました。

ただ、不思議なことに、心のどこかでは違和感もありました。

「あのときの頭痛とは、何かが違う気がする」

最初に脳出血を起こしたときは、突然、何かが頭に当たったような強い痛みが始まりました。

目の奥を刺されるような痛みが続き、頭痛薬を飲んでも治まらず、一睡もできませんでした。

今回の頭痛は、それとは違うように感じました。

とはいえ、痛みの違いだけで脳の状態を判断することはできません。

何より、一度脳出血を経験しているため、不安が消えませんでした。

そこで、病院へ行くことにしました。

CT検査を受けた結果、原因は肩こりだった

病院では、CT検査を受けました。

検査の結果、脳には特に異常がないとのことでした。

そして、医師から説明された頭痛の原因は、

「肩こり」

でした。

脳出血を経験している私としては、脳に異常がなかったことが何よりでした。

あれほど不安になっていた頭痛が、肩こりによるものだったのです。

もちろん、頭痛にはさまざまな原因があります。

今回の私の頭痛が肩こりによるものだったからといって、今後の頭痛も同じ原因とは限りません。

それでも、病院へ行って検査を受けたことで、脳に異常がないと確認できたことは大きかったと思います。

頭痛を自己判断しないことの大切さ

私は、脳出血を起こしたとき、頭痛を軽く考えてしまいました。

あのときは、突然の激しい頭痛を一晩以上我慢してしまいました。

一方、手術から約10年後に頭痛が頻繁に起きたときは、病院でCT検査を受けました。

結果的には肩こりが原因でしたが、受診してよかったと思っています。

この二つの経験から、私が感じていることがあります。

頭痛の原因を、自分だけで判断するのは難しいということです。

脳出血を経験したときの痛みと違うから大丈夫、というわけでもありません。

また、以前の検査で異常がなかったから、次も大丈夫とは限りません。

突然の激しい頭痛や、これまで経験したことのない強い頭痛が起きた場合には、ためらわず119番で救急車を呼ぶなど、速やかな救急対応が必要です。

私の体験を読んで、症状を自己判断することは避けていただきたいと思います。

脳動静脈奇形の手術を受けて、今思うこと

脳動静脈奇形による脳出血と、13時間に及ぶ開頭手術。

当時の私にとっては、本当に大きな出来事でした。

幸いにも、手足の動きや言葉、記憶などに大きな後遺症は残りませんでした。

右側の頭皮の感覚は今も鈍いままですが、日常生活に大きな支障はありません。

ただ、頭痛に対する考え方は変わりました。

以前なら気にしなかったような頭痛でも、脳出血を経験した今では不安になることがあります。

手術から10年ほど経って起きた頭痛も、その一つでした。

結果的には肩こりでしたが、検査を受けるまでは、ものすごく不安でした。

それでも、脳出血を経験したからこそ、自分の体の変化に注意を向けるようになったのだと思います。

そして何より、今も普通に生活できていることをありがたく感じています。

病気になる前は、健康であることをそれほど意識していませんでした。

でも、大きな病気を経験すると、当たり前の日常が決して当たり前ではないことに気づきます。

これからも、体の異変を軽く考えず、健康を大切にしていきたいと思います。

この記事が、同じような経験をされた方や、これから手術を受ける方にとって、一つの体験談として参考になれば幸いです。


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※この記事は個人の体験を記録したものであり、医学的な診断や治療を勧めるものではありません。症状や治療方針については医療機関にご相談ください。

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